履歴書の学歴欄の書き方:どこから書く? 中退・編入・留学

学歴をどこから書くかは、厚生労働省履歴書様式例にもハローワークのパンフレットにも定めがなく、公的な資料でも分かれます。中途退学・編入学・留学などは、出典つきの早見表で確かめられます。

結論:様式例にもパンフレットにも定めはなく、資料で分かれます

厚生労働省履歴書様式例の欄にあるのは、「学歴・職歴(各別にまとめて書く)」の見出しと年・月の欄だけです。ハローワークのパンフレット「応募書類の作り方」(令和8年5月発行)も、どの学校から書くかを定めていません。

応募先の指定があれば、それに従います。指定がなければ、中学校の卒業からでも、高等学校の入学からでも、公的な資料にある書き方です。

学歴はどこから書きますか? 資料ごとの比較

読んだのは、パンフレット、約20の労働局・ハローワークの資料、厚生労働省のサイト「マイジョブ・カード」です。全国の資料の一部で、以下「読んだ資料」と書きます。

学歴をどこから書くか:公的な資料の案内(2026年10月に確認)
資料書き始め説明(要約)
パンフレット定めなし本文に定めはなく、記載例は高等学校の入学から
青森労働局中学校の卒業一般的にはここから、との説明
ハローワーク札幌北中学校の卒業ここから書く人が多い、との説明
ハローワーク川崎中学校の卒業一般的にはここから。職歴が多い人などは最終学歴だけの場合もある、との説明
滋賀労働局高等学校の入学高等学校の入学以降を書くよう案内
ハローワーク川崎北高等学校の入学今はここからが一般的、との説明
ハローワーク長岡高等学校の入学高等学校の入学・卒業からで差し支えない、との説明
ハローワーク高知高等学校の入学特に指定がなければ、ここから
ハローワーク名瀬どの時点からでもどこからでも差し支えない、との説明

小学校を書かないという決まりは、読んだ資料には見当たりません。

行が足りないときは、学歴を高等学校の卒業以降にする方法もあります(マイジョブ・カードの「よくあるご質問」)。職歴のまとめ方は、職歴欄の書き方にあります。

学校名・学部・学科は、どう書きますか?

断りのないものは、パンフレットの説明です。

  • 正式な名称で書く:学校名は略さず書くとしています(高校ではなく高等学校)。繰り返しの記号や、同上のような書き方も使わないよう求めています。
  • 学部・学科まで書く:高等学校・専門学校・短期大学・大学は、学部・学科・コース・専攻も書くとしています。
  • 公立と私立:名称の例は、県立の高等学校を県の名前から書いています。記載例は、高等学校に学校法人名を付け、大学には付けていません。青森労働局の資料は、国立・都道府県立・市区町村立・私立の別を書くとしています。
  • 学校名が変わったとき:当時の名称で書き、今の名称を「(現・○○)」と添える方法があるとしています。統合や廃校の場合の書き方は、読んだ資料には見当たりません。
  • 中学校の書き方:青森労働局の記載例は、学校名つきです。滋賀労働局の資料は、最終学歴が中学校なら、学校名を書かず「中学校卒業」とするよう案内しています。

中退・編入・留学などは、どう書きますか? 早見表

例は、このサイトが作りました。「一例」と付けた場面は、就職用の履歴書の記載例が読んだ資料に見当たらなかったもので、決まった書き方ではありません。

場面ごとの書き方の例と、公的な資料で分かること
場面書き方の例公的な資料で分かること
入学・卒業〇〇県立〇〇高等学校 普通科 入学
〇〇県立〇〇高等学校 普通科 卒業
パンフレットの記載例は、入学と卒業を1行ずつ書き、卒業の行にも学校名を書いています。
中途退学〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 中途退学マイジョブ・カードの記入例は、入学の次の行にこう書き、理由は書いていません。ハローワーク高知の資料は、略さずに書くよう案内しています。
卒業見込み・在学中(一例)〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 卒業見込み公的な様式の語は、入学・卒業年の早見表で比べています。送り仮名や使い分けの決まりは、読んだ資料には見当たりません。
大学院(一例)〇〇大学大学院 〇〇研究科 〇〇専攻 修士課程 修了
在学中は「修了見込み」
法律の語は「修了」です(学校教育法第104条)。日本学生支援機構「外国人留学生のための就活ガイド2027」の履歴書の記入例は、在学中の課程を「修了見込」と書いています。
専門学校(一例)〇〇専門学校 〇〇学科 卒業パンフレットの年の計算表は、専門学校も卒業としています。学校教育法は、専門学校の課程(専門課程)のうち国の基準を満たすものを「修了した者」と書いています(第131条の2など)。どちらと書くかの定めは、読んだ資料には見当たりません。
休学(一例)(〇年〇月から〇年〇月まで休学)厚生労働省が国家試験の受験資格の認定用に示す履歴書の記載例(就職用ではありません)は、休学の期間をかっこで添えています。
転校(一例)〇〇県立〇〇高等学校 普通科 転入学法令の語は「転学」です(学校教育法施行規則第92条)。高校生向けの全国高等学校統一応募用紙の注意事項は、学校が作る調査書で「転入学」と呼んでいます。
編入学(一例)〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 3年次編入学文部科学省の説明では、短期大学などを卒業して大学の途中の年次に入るのが編入学、同じ種類の学校の間で移るのが転学です。応募先が決めた様式には、年次を書かせるものがあります。岐阜県の採用書類のチェック表は、「(×年次編入)」と書くよう求めています。
留学(一例)(〇年〇月から〇年〇月まで 〇〇大学に留学)何か月から書くかの線引きは、読んだ資料には見当たりません。上の就活ガイドの記入例(外国人留学生向け)は、海外の大学を学部・学科つきで卒業と書いています。在学中の留学の例ではありません。
通信制・定時制(例は作っていません)課程を書き添えるかどうかの説明は、読んだ資料には見当たりません。応募先の様式である上の岐阜県のチェック表は、通信制の学校に「(通信)」と書くよう求めています。
高卒認定試験(一例)高等学校卒業程度認定試験 合格文部科学省のQ&Aは、合格者に高等学校卒業者と同等以上の学力を認めつつ、最終学歴は高等学校卒業にならない、としています。どの欄に書くかの説明は、このQ&Aにも読んだ資料にも見当たりません。ハローワークの免許・資格コード一覧(求人を探すための分類)には、この試験があります。

職業訓練・予備校・語学学校は、学歴欄に書きますか?

  • 職業訓練:パンフレットは、学歴欄に書いても差し支えなく、訓練の欄がある様式ではその欄に書く、としています。記載例の語は、入学・卒業ではなく、入所と修了です。置き場所は資料で分かれます。マイジョブ・カードとハローワーク篠山の資料の記載例は、学歴の並びの最後です。ハローワーク札幌北の冊子は、3か月程度の短い訓練を免許・資格欄としています。
  • 予備校:パンフレットは、大学受験の浪人中の予備校などは通常書かない、としています。
  • 浪人など:書く必要はないとするのは、読んだ資料では、ハローワーク名瀬と加世田の資料(文面は同じ)だけです。卒業と入学の年で分かる、という理由です。
  • 語学学校・スクール:学歴欄に書くかどうかを述べた文は、読んだ資料には見当たりません。パンフレットは、英会話などのスクールで学んだ経歴を、免許・資格の項で、あれば書くものとしています。

入学・卒業の年は、どう調べますか?

生年月日からの計算と、浪人・留年などで年がずれるときの数え方は、入学・卒業年の早見表にあります。年ごとの対応は、和暦・西暦の対応表で確かめられます。

このサイトで作るとどうなりますか?

job-docsの履歴書メーカーには、「生年月日から作る」ボタンがあります(2026年10月時点)。生年月日を入れ、中学校から大学院までの8種類から学校を選ぶと、標準の年数で行を作ります。浪人などの年数や在学年数は選べますが、1年制の課程は選べません。卒業の行にも学校名を繰り返し、中学校は卒業の行だけです。中学校のチェックを外すと、高等学校の入学からになります。「以上」は、パンフレットの記載例と同じく、学歴のあとには入らず、職歴の最後に1つ入ります(欄に入りきる場合)。

選べる状況は、卒業(大学院は修了)、その見込み、中途退学の3つです。在学中、休学、転校、編入学、留学などの行は作れません。同じ種類の学校は1校だけで、入学は4月、卒業は3月に固定です。学校名を空のまま反映すると、「〇〇大学」のような見本の名前が行に入ります。「〇〇」が残っていると、書き換えるよう知らせが出ます。中途退学は、退学した年と月を入れるまで学歴欄に反映できません。作った行は必ず確かめ、足りない行は「行を追加」で書き足してください。年と月を空けた行も書けます。登録は不要で、書いた内容はお使いのスマホやパソコンの中だけで扱います。

ここに書いたのは公的な資料にもとづく一般的な説明で、個別の事情についての法的な助言ではありません。

出典

このサイトで作る

厚生労働省の様式例どおりの履歴書を、登録なしでPDFにできます。書いた名前や住所は、お使いのスマホやパソコンの中だけで扱い、運営者にも見えません。

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